きっかけはゴナ・セリン氏
3年前の1988年、プロジェクトがスタートしました。デザイナーもスウェーデン人、テーブルウェアの材料・メーカーもすべてスウェーデン製が大前提だったのこと。当時もスウェーデンには素晴らしいカトラリーメーカーはありましたが、規模が小さかった為に品質や数量面で対応が難しく、ヨーロッパを含めた海外メーカーも視野に入れて探していたそうです。キーパーソンとなったのが、プロジェクトのデザイン担当だったクリスタルデザイナーのゴナ・セリン氏。私は彼と古くから親交がありました。彼が「日本にヤマザキと言う良い洋食器を作っている会社がある」と推薦してくれたのです。これが「ノーベル財団」へカトラリーをお納めするに至ったきっかけです。